カナット通信~kanatt blog~
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『野球の国・ニッポン』〜高校野球 ちゃんと聴いたら見えてきたもの〜 [KAZUHIKO]
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2017.4
先日のWBCサムライジャパンの熱戦に続き、
史上初の大阪決勝に沸いたセンバツ高校野球。
そしてプロ野球が開幕しました。

実は去年から、息子(9歳)が
野球に興味を持ち始め,
一緒に観戦する機会が増えた事も手伝い
その面白さを再認識しております。

とは言っても私達世代は、
子供の頃の遊びといえば野球。

クラブやリトルリーグに入っていなくとも、
普段の子供同士の遊びの中で野球と接してきた
『準・野球少年』も多いと思います。

私も例にもれず、夏場は毎日のように
近くの神社で野球をしていました。

当然、専門の監督やコーチなどいませんが
いつも近所の上級生がお手本です

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(剣道少年は野球も大好きでした)

みんな贔屓のプロ野球球団のキャップをかぶるのが
スタンダード。
やっぱり関西。まわりは阪神が多かったですね。

ちなみに、虎党家族の中で唯一、
巨人ファンだった私のヒーローは『王貞治』。
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(お気に入りの王選手のTシャツで・9歳頃)


息子(何故か阪神ファン)と野球の話をしたり、
実際に球場で観戦したりしていると、
プロ野球や高校野球を
ワクワクしながら見ていた当時を思い出し、
ちょっと懐かしい気もします。
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(この時代にもいろいろドラマがありましたね。
              甲子園歴史館にて)


今年の春のセンバツ。
息子と計5試合、甲子園球場で観戦しました。

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高校野球の面白さは選手達の
一生懸命なプレーにあることは
言うまでもありませんが、
その『応援スタイル』もまたひとつ。

今回はその辺りを考察してみたいと思います。


(ブログの副題『〜高校野球 ちゃんと聴いたら見えてきたもの〜』の『ちゃんと=チャント』とは『応援歌や掛け声』を指します)

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ここからが本題です。

高校野球の応援といえば応援団&チア、
そして『ブラスバンド』。

甲子園球場では各校、一塁側、三塁側に分かれ
それぞれの、『アルプス席』に陣取ります。

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あのブラバン演奏に合わせて
掛け声をかけるスタイルは
それ自体がもう、
『日本独特の野球文化』と言って
過言ではありません。

そこで数ある応援曲の中で、
私の独断と偏見で勝手に選んだ名曲紹介を。。

【定番曲編】

『あまちゃんのテーマ』
https://www.youtube.com/watch?v=jrJfAbdoqf0
00-ama-kama-hqdefault.jpg
数年前から完全に定番化した感じ。
軽快さもあって凄く盛り上がります↑


『狙い打ち』
https://www.youtube.com/watch?v=58UzA6vNQSY
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ご存知「ウララ〜ウララ〜」です。
『サウスポー』と並んで40年前の曲なのに
今だに懐メロ系の定番。
現役高校生は原曲を知ってるのでしょうか…


『エルクンバンチェロ』
https://www.youtube.com/watch?v=76jM8d7Pckk
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個人的に大好きな曲。
アップテンポな曲でいかにも勢いがつきそう。


『アフリカンシンフォニー』
https://www.youtube.com/watch?v=Uo9dhB3sjmE
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アメトークの高校野球応援曲で1位に選ばれたほど
各校に人気。勇ましい曲。智弁和歌山がオリジナル。


『コンバットマーチ』
https://www.youtube.com/watch?v=hfQdng1BlwE
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子供の頃から、「高校野球といえばコレ!」
というマイベスト。
ポテトチップスで言えば
『うすしお』のような位置づけ。
どんなに新しいのが出てきても私の中では
永遠の1位は動かないでしょう。
早稲田が発祥のマーチです。

上に挙げたのはどれも定番曲ですが、
それ以外にもX JAPANの『紅』、『海のトリトン』、
『宇宙戦艦ヤマト』なんかも今だ健在。



あと、『新定番候補』として、
今年のセンバツ行進曲にもなった星野源氏の『恋』。
https://www.youtube.com/watch?v=9V61kP1SJz4
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チア応援にははやっぱり『恋ダンス』が入り可愛さも。
意外と掛け声ともマッチするのです。
今後も定着するでしょうか。。
(滋賀学園の野球部員の応援はいつも最高です☆)


あと、高校野球の強豪校は、
ブラスバンド部でも名門な学校も結構あり
(大阪桐蔭、常総学院、習志野など)、
同じ曲目でも楽器の数や種類も多くて
演奏の奥行き感、クオリティも素晴らしく、
それを聴きに行くだけでも価値があります。

例えば大阪桐蔭の『スターウォーズ』なんかは圧巻!
https://www.youtube.com/watch?v=Ido16Sb3Xj8
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【定番曲・その他】
おそらく今までで最も多くの学校で
採用されて吹かれてれてるだろうと
思われる曲があります。

『天理ファンファーレ』
https://www.youtube.com/watch?v=argbF23Ae3k
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このフレーズを聞くと
「チャンスで味方がヒットを打った!」
というイメージが反射的に思い浮かぶのは
私だけではないはず。
ある意味『キング オブ・・・』
ではないでしょうか。。



【魔曲編】

昔からよく、「甲子園には魔物が棲んでいる」と
言われます。

『魔曲』というのはその
『魔物を呼び起こす曲』の事を指します。

高校野球では、土壇場でとんでもない逆転劇が
起こる事もしばしばあり、

例えばどちらか一方がリードしていて、終盤、
追い上げている(リードされている)ほうの攻撃。。

観客の心理として、
応援団以外の一般のファンはやはり
『追い上げる側』に肩入れする傾向があるようです。
(接戦願望?)

選挙なんかでもよくありますね。

そういった場合、『浮動票』が一気に
『追い上げる側』に流れ、
球場全体が異様な雰囲気に包まれます。


甲子園球児といえどそこは高校生。
守る側にはどうしようもない圧力がかかり、
よほど心臓に毛が生えている投手じゃない限り
動揺します。

「リードしているはずが、
    流れは完全に向こうが押せ押せ」

そういう場面にあの 『魔物』が現れます。



甲子園に伝わる、有名な『魔曲』を
いくつか紹介しますと…

先ず古いところでは
天理高校の『わっしょい』
https://www.youtube.com/watch?v=SjCcsZxy2og
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天理が常に上位進出してた頃、よく聞きました。
ゆっくり、重厚感のある演奏から始り、
いつの間にかテンポが早くなっていくので、
相手投手にとっては調子をつかみずらいでしょうね。

2つめは
平安高校(龍谷大平安)の『怪しいボレロ』。
https://www.youtube.com/watch?v=GngWdZl6wSw
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名前のとおりとても怪しく(笑)
いかにも『魔物』を呼び起こしそう。
でも、何故か「かっこいい」のです。
こういう自前の曲を持っているのはさすが
京都が誇る 『老舗 HEIAN』 の貫禄ですね。


そして、
今『魔曲』として広く認知されている曲として、
智弁和歌山の『ジョックロック』
https://www.youtube.com/watch?v=FUvEIFNIf8E
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「これがかかると何かが起こる」と恐れられています。


また、記憶に新しいところでは
去年の夏の甲子園大会、東邦vs八戸光星戦で、
超メガ級の『魔物』が現れました。

高校野球史に残る大逆転劇。

9回2死、東邦絶対絶命かと思われた場面。
『逆転劇』を期待する大観衆を一気に味方につけて
球場全体が、追い上げる東邦の手拍子&大合唱に変わりました。

東邦には押せ押せ、

八戸光星投手にとっては完全アウェー

一種異様な雰囲気を作り出し
まさかの大逆転に導いた曲は

『ロッテのチャンステーマ(モンキーターン)』。
https://www.youtube.com/watch?v=JOZSJNUJC8I
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『魔曲効果』を期待してか、
今年のセンバツでも多くの学校が
チャンスの場面でこの曲を取り入れていました。

~~~~~~

野球は試合の『流れ』が
勝敗を大きく左右するスポーツです。

特に高校野球の観客は、
どちらかの応援団でない限り、
『野球』そのものが好きなんですね。

流れ次第で肩入れする側も変わるもの。

このように一般観客の気まぐれともとれる心理は

言い換えれば

最後まで諦めずに、
懸命にプレーしている球児に心を動かされ、
そこにいる多くの人に
波及していくのではないでしょうか。

高校野球で時々起こる、奇跡とも思える逆転劇…

『甲子園の魔物』は案外、
純粋に野球が好きな、
『人の心の中』にいるのかもしれませんね。


「最後の夏、まだ終わらせない!」

と、どんなにリードされていても決してうつむかず、
あえて笑顔でハツラツとプレーしようとした
東邦ナインの頑張る姿が観客の心を打ち、
誰からともなく手拍子と
『タオルまわし』のつむじ風をつくり、

それが一気に竜巻のように発展して
球場全体をのみ込んでいった様子は
しびれるようでもあり、勝負の怖さでもあります。


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実際、球場で野球観戦すると率直に感じることは、

「すごくうらやましい」  のです。

こんな、地鳴りのような大声援で
自分の名前をコールして応援されたら
そりゃぁ 嬉しいやろうなと。

学生時代、
部外の一般生徒が応援に来るなど皆無な
剣道部に所属していた私としては実にうらやましい。。

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(今春、21世紀枠で出場した
    中村高校の応援などは鳥肌ものでした)


甲子園の一般観客の中には
多くの丸坊主の『野球少年』を見かけます。
(『真・野球少年』といいましょうか)

彼らは実際の選手のプレーを見て
憧れを抱くのはもちろん、

「こんな応援されたらうらやましい!」
「いつか自分もここに立ちたい!」

という思いも持って帰り、そういうのも
日々の練習のモチベーションになるんでしょうね。

少子化や、野球が出来る広場が少なくなり、
『準・野球少年』は減っているのかも知れませんが、
こうして次世代に確実に受け継がれているのを
感じます。

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『球春到来(きゅうしゅんとうらい)』
プロ野球のキャンプがはじまり、
センバツ高校野球が話題になる
3月初旬によく聞く言葉です。

『球春』が俳句の季語として
認められている国にいる幸せ。。

『ベースボールの母国』といえばアメリカ。
そのアメリカから伝わり、
数々の名場面を積み重ね、
応援スタイルも含めて
独自に磨かれて発展してきた
『野球の母国』は間違いなく 
ニッポンのような気がします。


PS.去年より息子に影響されて
  阪神ファンになりつつある今日この頃。
  秋まで楽しみたいと思います。

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【2017/05/09 00:13】 | KAZUHIKO(岸田カズヒコ) | トラックバック(0) |
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